米国ETFのパフォーマンス比較(2021/11時点)

米国株

はじめに

こんにちは。
今回は米国ETFについて、過去10年間、5年間、1年間のパフォーマンスを比較してみたいと思います。
対象のETFは以下の通りです。

  • QQQ
  • VTI
  • VIG
  • VYM
  • VT
  • VOO
  • HDV
  • QYLD
  • SPYD

なお、ここではそれぞれのETFの詳細にはあまり触れず、過去と現在の値上がり率を比較します。
インカムゲインについても今回は考慮していません。値上がりにのみ注目しています。
最後まで読んでいただけると嬉しいです。

過去10年間の比較

まずは過去10年で比較してみます。
それぞれのETFについて2011/11/7を基準とした場合に、2011/11/7~2021/11/2の期間の日々の終値をグラフにしたものが以下です。
2011/11/7の終値を100としたときに、その後の日々の終値が何倍となっているかを確認することができます。

さて、まず目を引くのがQQQですね。他のETFと比べて圧倒的なパフォーマンスを見せています。
2011/11/7を100として、2021/11/2には約650となっており、10年で約6.5倍になっています。
今後も永続的にこのパフォーマンスが続く保証はありませんが、NASDAQ100の中心銘柄である情報技術系が下火になっていくことは考えにくく、しばらくは上昇傾向にあるのでは、と個人的に思っています。

他のETFは傾向としてほとんど同じ動きをしていますね。特にVTIとVOOはほぼ同じです。
HDVについてはディフェンシブ銘柄中心なのもあり、この10年の値上がり率としては1.85倍にとどまっています。

過去5年間の比較

次は過去5年について見てみましょう。
期間は2016/11/7~2021/11/2としており、基準としては2016/11/7の終値を100としてグラフにしています。

過去5年で見てもQQQは圧倒的なパフォーマンスを発揮しており、2016/11/7~2021/11/2でおよそ3.3倍となっています。

また、やはりVTIとVOOはほぼ同一の動きですね。

QYLDについても載せてみましたが、ほぼ値動きはなく、100前後を推移しています。
QYLDはキャピタルゲインでなく、インカムゲインを狙っていく戦略で保有する場合が多いと思うので、個人的には値動きがなく安定しているのはメリットと感じます。

過去1年間の比較

最後に過去1年についての比較を見てみます。
期間は2020/11/2~2021/11/2であり、基準として2020/11/2の終値を100としています。

過去1年だとQQQはあまりパフォーマンスを発揮できていませんね。

この中での値上がり率としてはSPYDが最も大きく、およそ1.4倍です。
SPYDは比較的新しいETFなので、今後に注目です。
ただ、高配当ETFのためキャピタルゲインに期待して保有するのが良いかは要検討だと思います。

QYLDは安定しており、ほとんど値動きがありません。

その他のETFは同じような傾向ですね。全体的に上昇傾向で推移しています。

おわりに

今回は米国ETFについて、過去10年間、5年間、1年間の値上がり率を比較してみました。
比較すると各ETFの傾向が分かっておもしろいですね。それぞれのETFの戦略や詳細、構成銘柄などと併せて確認してみると理解が深まります。

最後まで読んでいただきありがとうございました!


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